炎上案件状況報告サービス

1. サービス概要

  • 対象となる案件
    2ヶ月以上の遅延や、PMからの報告が要領を得ず、プロジェクトの進捗や課題が不透明になっている案件。
    例:
    • スケジュールが大幅に遅延しているプロジェクト
    • 責任範囲や進捗管理体制が曖昧で、関係者間のコミュニケーションに齟齬がある案件
  • サービスのゴール
    1週間の短期間でプロジェクトの現状を客観的に整理・分析し、リカバリー検討の基礎となる「状況報告書」を作成すること。
    (※リカバリー策の検討や実行支援は別サービスとしてオプション提供)

2. サービスの流れ

  1. キックオフ & NDA締結
    • 機密保持契約(NDA)の締結
    • プロジェクトの概要や背景、関係者についてヒアリング
    • 対象となるプロジェクト資料の共有(契約書や要件定義書、進捗レポートなど)
  2. 現場観察&プロジェクト資料把握(初日〜2日目)
    • プロジェクト関連資料、会議体の議事録、チャットツールやメールなどの履歴を収集
    • 必要に応じて、関係者への質問や資料リクエストを行い、現状を把握
  3. 現場キーマンへのインタビュー(3〜4日目)
    • PM/PL(プロジェクトリーダー)、エンジニア、デザイナー、営業担当、クライアントなど、必要な全員を対象に個別ヒアリングを実施
    • 中立性を担保するため、一人ひとりが話しやすい時間・場所を設定し、丁寧に傾聴するコミュニケーションを心がける
  4. 分析・整理(5日目)
    • インタビュー内容と資料を付き合わせ、課題・問題点・要因を整理
    • 関係者間での温度差や、認識のずれが起きている箇所を可視化
  5. 状況報告書の作成(6〜7日目)
    • 現状把握の結果を、客観的な視点でまとめたレポートを作成
    • 主な内容例:
      • プロジェクト概要と進捗状況の整理
      • 問題の背景や要因の分析
      • 関係者間のコミュニケーション構造や認識のずれ
      • 今後リカバリーを検討する上で考慮すべきポイント
  6. 最終レビュー & 提出
    • 担当者と報告書の内容をすり合わせ、必要に応じて修正
    • 最終的な「状況報告書」を納品(データ提出や対面での報告会など)

3. 期間・価格

  • 作業期間
    1週間(最短5営業日〜7日程度)
    • 緊急性に応じて、土日や夜間対応など柔軟にスケジュール調整も相談可
  • 価格
    300,000円(税別)
    • キーマンが多い場合や、追加のヒアリングが必要な場合などは別途お見積もり

4. 本サービスで解決されること

  • プロジェクトの現状把握
    • 遅延要因やコミュニケーション上の問題点など、炎上の背景を短期間で客観的に洗い出し
  • リカバリー検討の土台となる情報収集
    • 関係者間の温度差、認識のずれなどを明確化することで、次フェーズ(リカバリー策検討)にスムーズに移行可能
  • 第三者視点での信頼性アップ
    • 当事者ではなく、外部の専門家が丁寧にヒアリングしまとめるため、利害関係に左右されにくい客観的視点が得られる

5. オプション・関連サービス

  • Bプラン作成サービス
    • 状況報告書をもとに、具体的なリカバリー策・新たなプランを検討・提案
  • IT参謀サービス
    • プロジェクトの運営支援やPM補佐、ステークホルダー調整などを継続サポート

※上記オプションは別途お見積もりとなります。

6. リスクと対処方針

  • キーマンが多忙でヒアリングが難しい場合
    • 緊急度が高い案件のため、関係者全員の都合を優先的に調整いただくよう事前に依頼
    • 可能な限りオンライン面談を活用するなど、柔軟に対応
  • 必要資料の不足
    • 事前に開示いただける情報をリストアップし、早めに共有いただくことで短期間でもスムーズに確認を進める
  • 情報の取り扱い
    • NDAを締結し、秘密保持を徹底
    • 報告書の配布範囲や取り扱いは、クライアントと最終調整の上、必要最小限に限定