現行システム調査・分析サービス

1. サービス概要

御社の現行システムを調査し、システムの構成や機能、運用状況を可視化することで、次のアクション(RFI/RFPの作成、プロジェクト計画策定、要件定義など)のための情報基盤を整備するサービスです。

2. サービス内容

2.1 調査範囲・対象システム

  • キックオフにて調整
    • キックオフ時にお客さまと協議し、調査対象のシステムや範囲を明確化します。
    • 社内外のベンダー・委託先が関わる場合も含め、必要に応じてヒアリング・インタビューを実施します。

2.2 現地調査の実施頻度

  • 週1回の現地訪問が基本
    • システム担当者や利用部門へのヒアリング、既存資料の確認、インフラ状況の確認などを行います。
    • インタビュー等のスケジュールはキックオフ後に詳細を調整します。

2.3 既存ドキュメント/情報収集

  • NDA締結後にお客さまから資料を開示
    • 既存の設計書、マニュアル、運用ドキュメントなどを確認・整理します。
    • 資料が未整備・未更新の場合は、ヒアリングや画面確認などで補足情報を収集します。

2.4 調査レベル・詳細度

  • 中間報告までは概要レベルの調査
    • システム構成や画面一覧、機能一覧などを一通り把握し、俯瞰した資料を作成します。
    • 中間報告後に深掘り範囲をすり合わせ
      • さらに詳細な調査(ソースコードレベル、テーブル定義、バッチ処理の詳細フローなど)が必要な場合、ここで追加の範囲や工数を協議します。

2.5 成果物

  • 想定される主なドキュメント・情報
    • システム構成図 / ネットワーク図
    • 画面一覧 / 画面概要説明
    • 機能一覧 / 機能概要説明
    • バッチ一覧 / バッチ概要説明
    • 帳票一覧 / 帳票概要説明
    • 作業報告書 / 課題一覧
    • (中間報告以降に追加される場合)詳細調査レポート
  • 納品形式・方法
    • 弊社指定のオンラインツールを活用し、進捗共有・納品を行います。
    • 必要に応じてPDFなどで最終版をエクスポートし、お客さまに提供いたします。

3. 作業プロセス(例)

  1. キックオフ
    • NDA締結、調査対象のシステム範囲や調査スケジュールの確認、ステークホルダーの確認
  2. 既存資料の受領・精読
    • NDAに基づき、既存資料を開示いただき内容を把握
  3. 現地調査・ヒアリング(週1回訪問を基本)
    • 担当者インタビュー、インフラや運用現場の見学・ヒアリング
    • 必要に応じて外部ベンダー・委託先へのヒアリングを実施
  4. 中間報告(概要レベルの可視化)
    • システム構成や主要機能、画面などをまとめた概要ドキュメントを一度共有
    • 今後深掘りすべき内容や追加工数の要否をすり合わせ
  5. 詳細調査・深掘り(オプション)
    • 中間報告を受けて追加調査が必要な場合、個別見積にて対応
  6. 最終取りまとめ・納品
    • ドキュメントやレポートを完成させ、オンラインツールおよび必要に応じてPDF等で納品
    • 課題一覧や改善提案の方向性を提示して完了

4. 作業期間

  • 4週間(最短)〜12週間(規模により延長)
    • 最短4週間で概要レベルの調査を完了し、成果物をお渡しすることが可能です。
    • 調査対象のシステム規模・状況次第では、最大12週間程度まで延長を想定しています。

5. 価格

  • 600,000円(税別)〜
    • まずは4週間の調査・分析を基本とした価格帯です。
    • 追加の深掘り調査や大規模システムの場合は、個別に工数見積を行いご提案します。

6. セキュリティ・機密保持

  • NDA(秘密保持契約)締結
    • 開示いただいた情報はサービス提供に必要な範囲に限り利用し、厳重に管理します。
    • 個人情報や機密性の高い取引データなどが含まれる場合は、お客さまのセキュリティポリシーに準拠して運用します。

7. 本サービスのゴールと次フェーズへの連携

  • ゴール
    • 現行システムの現状を可視化し、刷新・リプレイス・統合検討などの方針決定に活用できる基礎情報を入手する
  • 次のフェーズへの発展
    • RFI/RFPの作成支援
    • プロジェクト計画書の作成支援
    • 要件定義書の作成支援
    • 必要に応じたコンサルティングやプロジェクト推進支援など